農村地帯をポスティングしていると5月から6月ころには、軒先につばめの巣がある家を見かけます。農家のかたは、つばめが巣を作り始めると、住民の方も嫌がることなく、フンがおちるあたりに新聞紙などを敷いている家が多くあります。なぜでしょうか?
つばめが巣をつくる家は繁盛する。(子孫繁栄)
農村地帯では、つばめが巣をかける家は、「吉事がある」「縁起がいい」「病人がでない」などといいイメージでとらえています。
あるお店の軒先で見つけた、つばめの巣。ひながかえって親鳥が帰ってくると一斉に騒がしく鳴きます。よくみると、1羽、巣から落ちていました。この子は、どうなるでしょうか?
つばめが飛べるようになるまでの一番の天敵は、へびです。このあたりですと、青大将とかマムシがいます。私も小さいころ、大きな青大将がつばめの巣を襲い、ひなを一羽まるごと飲み込んでまるまっていたのを見たことがあります。
つばめは、へびからヒナを守るために、人の出入りの多い家を選んで巣をつくると言われています。人の出入りが多い=繁盛=子孫繁栄という図式で縁起を担いでいるのだと思います。
子つばめが巣立つと、いよいよ夏まつりの季節です。
足元の草むらからへびがでてきませんように。そんなことを考えながら歩きつづけました。