韮崎の地理・歴史を探ってみました2 ~韮崎岩屑流~

2024

03.05

こんにちは!まかせて韮崎のきっかわです。

韮崎の地理・歴史を探ってみました1 ~七里岩~

上記に引き続き、韮崎の町ぶら企画の第二回です。昨今の私は「高校地学の解説動画」を視聴して地形生成のメカニズムを予習しては「グー〇ルアース」答え合わせをする日々が続いております。便利な世の中になったものです。この熱意が現役学生の時にあればなぁ・・・

さて前回は「韮崎には【七里岩】という大きな台地があって、韮崎の地形や地名、交通に大きな影響を及ぼしている」というお話でした。

今回は「そもそも七里岩はどうやってできたんですか?」というお話です。今回の探索地点はこのあたり!↓

何はともあれ近くで観察してみないことには始まらない!ということで、七里岩の中に入ってみました!

 

こちら七里岩の先端、平和観音像の真下にあたる部分です。歩いてくぐれる程度のトンネルがあり、一部は舗装されずに七里岩の中身がそのまま拝めるのです。韮崎駅近の街中で撮ったとは思えないほど映えてます!でも落石には気を付けましょう。

岩肌を見ると大小さまざまな「礫(れき)」が観察できますね。大きさだけでなく色や組成も様々です。この白くて黒い粒が見えるのは花崗岩でしょうか?黒っぽいのは・・・なんでしょう。素人にはよくわかりませんね・・・。

いずれにしてもこの土砂の中に大量の礫が含まれている様子は、「もともとの岩石体が何らかの理由で崩れて土砂と共に流れてきた」ように見えます。

実は、この七里岩を含む諏訪~北杜~韮崎の台地は「八ヶ岳の山体崩壊が引き起こした土砂流(韮崎岩屑流)」が作り出したとか。現在見えている八ヶ岳は何らかの原因によって山頂が消失(山体崩壊)した姿だといわれているそうです。「かつての八ヶ岳は富士山よりも高かった」という説も。驚きですね。

山体崩壊の原因については「爆発的な火山噴火」や「強い地震」など諸説あるそうですが、現在から約20万年前に発生したといわれているそうです。南アルプス市や富士川町あたりからは「富士山」と「八ヶ岳」が同じくらいの高さに見える世界線もあったのかもしれません。ロマンですねぇ・・・。

平和観音様にもご挨拶してまいりました。次回もお楽しみに!

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