カテゴリー別アーカイブ: 社長ブログ

2018

11.12

長野県の飯田・下伊那地方の特産に干し柿があります。昔はどこの農家の軒先にも秋になると干し柿がつるされていて田舎の風情を醸し出していました。しかし、いまは農協などの指導もあり、品質管理が徹底されたため、軒先ではなく、農業用ハウスの中に吊るされるために、田舎の風情というものはなくなりました。

 

    (昔の田舎の風情)             (農家ごとに生産されていた市田柿)

 

ここ数年の間に、飯田・下伊那地方の干し柿は、「市田柿」というブランドで全国区ブランドになりました。下伊那郡高森町市田という地名からとられました。

JR飯田線には市田駅があります。

 

いたるところに、市田柿発祥の里といった看板、ポスターがあり、町をあげて市田柿をアピールしています。

  

 

 

 

高級感もあり、贈答に大変喜ばれました。市田柿を全国区ブランドにしたのは、地元農協や園協の努力ももちろんありましたが、ある特定の会社の活躍も大きかったのです。その会社は、かぶちゃん農園(ケフィアグループ)という会社です。

全国紙に市田柿の通販の全面広告をうったり、柿の木のオーナー制度を使った宣伝なども大々的に行っていました。地元には、大きな干し柿工場をつくり、レストランや観光物産施設を経営したりと雇用にもたいへんな貢献をしていました。

ところが、突如今年8月、親会社の経営破綻にともない、かぶちゃん農園も破産という事態に陥りました。連日の報道は、地域社会への影響が広がっていることを示していました。特に、高齢化を迎えた柿生産農家は、かぶちゃんに頼っていたところも多く、今後は農地の荒廃が進むのではないかと危惧されています。

 

(最近の新聞記事より)

 

さて、先日、福島県郡山市へ出張で行ってきました。帰り際、郡山駅でお土産を買おうと思って色々見ていたのですが、あるポスターにびっくりしてしまいました。

 

福島県には、同様に干し柿として有名なブランド「あんぽ柿」があります。その高級贈答用あんぽ柿のポスターには、「長野県産市田柿使用」と書かれているではありませんか?なぜ、福島で長野県産市田柿使用と謳わなければならないのか?・・・・

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市田柿の産地に住む人間としては、うれしいやら、悲しいやら、複雑な思いを感じました。ここは、心を入れ替えて、消費することに意味があると思い、1個500円近くするあんぽ柿を買い求めてきました。

パッケージにも長野県産市田柿使用の文字が書かれています。

甘~いクリームを包み込んだ干し柿の上品なお菓子に仕上がっていました。それにしても、手間暇かけたお菓子ですね。

 

私自身、柿農家で育ち、大学に行けたのも、両親が市田柿を出荷していたからです。つまり、市田柿のお陰で、大学に行かせてもらえたともいえます。それだけに、思い入れも深くなってしまいます。

 

「市田柿」は今後どんな運命をたどっていくのだろうか?市田柿を全国ブランドに押し上げるのに、大活躍した企業が破産し、遠く福島県で郷土のあんぽ柿に市田柿が使用されるまでになった縁を感じる平成最後の秋となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018

11.06

当社も加盟している日本ポスティング協同組合が20周年を迎えたのを記念したパーティが、東京新宿のホテルで開催されました。

当社からも3名ほど参加しました。

  

歴代の組合理事長が、苦労された当時の思い出話をしていただきました。20周年ということは、当社の創業とほぼ同じ時期です。当社は、法人化とともに日本ポスティング協同組合へ加盟させていただきました。ともに歩んできたという感慨深いものがあります。

20年前の1998年は、長野冬季オリンピックが開催された年でもあります。当時は、ポスティングという名称は、一般的ではなく、なんの事業を行っているのか不明で怪しい会社と思われていました。また、配布物も消費者金融やいわゆるピンクチラシが多いというイメージもありました。

この20年で本当に社会は変わったと思います。したがって、ポスティング業界も当社もどんどん変わっていかなければいけないなと感じています。全国に同じような事業を行い、組合活動に尽力している会社がたくさんあり、その経営者と情報交換できるというのは、本当に貴重な組合です。

現在組合員は、全国に80数社あります。

これからも30周年、40周年と発展していく組合であることを願っています。

記念講演会も大変参考になりました。また、パーティの余興もよく考えられていました。役員の皆様、20周年記念パーティ実行員会の皆様、楽しいパーティを企画していただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな引き出物もいただきました。社長室に掛けておきます。ありがとうございました。

 

 

 

 

2018

11.02

10月16日に、既報のとおり、まかせて安曇野が、長野県安曇野市の地域見守り活動に関する連携認定書に調印する儀式が、安曇野市役所で執り行われました。

当社では、まかせて安曇野の代表者が調印式に出席しました。当日のNHKニュースにも報道されたようで、大変よころばしいことです。

  

 

安曇野市の地域見守り活動とは、高齢者や障がい者の緊急事態などに迅速に対応し、住み慣れた土地で安心して生活できる地域社会を形成することを目的に行われています。具体的には、ポスティング中に以下に掲げる異変を察知したときに、警察署および消防署にその情報を通報するように努めるという活動になります。

(1)玄関又は郵便受けに新聞、郵便物等が数日間たまっていること

(2)数日にわたって庭先に洗濯物が干したままであること

(3)幾晩も続けて屋内の電灯が点灯しないこと

(4)その他日常と明らかに様子が違う状況が見受けられること

まさに当社のようなポスティング事業を行う事業者には、うってつけの活動です。ほぼ毎週のように市内のほとんどの家をまわってチラシを届けているわけです。それも同じ配布員が同じ配布エリアを続けて配っていることが多いので、日常と明らかに様子が違う!という状況を発見しやすいと思います。

まかせて安曇野は、全力をあげてこの活動に取り組みますので、お客様および配布員の皆様のご理解をよろしくお願い申し上げます。

他の地域でも同様な活動にチャレンジしていきたいと思います。

2018

10.16

当社社員で、以前から「社長、会社でドローンを買ってくれませんか?」と提案してくれた人がいました。会社としても、えっ、ドローン?と驚いて躊躇していたところ、いつの間にかその社員は、自分でドローンを買ってしまいました。

その社員は、当社の半年に一度の経営計画見直し会議(1泊合宿)の際に、ついにそのドローンを持ってきました。これです。

  

 

 

そこにいた社員一同、「初めてみる~」「これがドローンなの!」「何か映してみて~」と騒然となりました。クラスの人気者のようでした。

ついにこんな動画が撮影できました。

 

さてと、会社としてドローンを購入しようかどうしようか?と思案しているところです。みなさん、活用するための良いアイディアをいただきたいと思います。そのための、会議を設ける・・・・・設けようか、な。

 

2018

10.09

打合せやお昼でいろいろなお店(カフェ=喫茶店や定食屋さん)を利用しています。なじみのお店になると、店員さんと楽しい会話が弾みます。その際に、お店になにか小物があると、会話のきっかけになります。そんな小物たちを紹介しましょう。

①とってがおたま

ひらがなばかりで書くとなんのことか良くわかりませんね。漢字とカタカナで書いてみましょう。「とってがおたま」→「取っ手がオタマ」

つまり、ドアを開け閉めするときの手で触るところが、料理で使うオタマを使っている古民家カフェを見つけました。

これです。

   

ちょっと暗くてわかりずらいのですが、左のドアの取っ手がオタマです。昭和時代の観光地に最近オープンした古民家風なおしゃれなカフェです。毎週曜日によって料理人が変わって全く趣の異なるランチが提供されます。たとえば、月曜日特製カレー、火曜日京料理おばんざい、水曜日創作料理などといった感じです。

ちなみに、このお店には、「お花畑」という部屋があります。この部屋に行くときは、「お花を摘みに行きます」と言います。登山用語です。

←ちょっと見ずらいですが、「お花畑」と表札がある部屋です。

②お勘定場にとんぼ

こちらの喫茶店も古くからあったお店が、新しい若い夫婦が切り盛りするおしゃれなカフェに生まれ変わりました。あるとき、お勘定場にとんぼがとまっていました。

 

とんぼの口先の1点で、絶妙なバランスをとって瓶のふたにとまっています。不思議な光景です。思わず写真を撮らせてもらいました。このトンボを見て、ある工務店の社長さんが作ったトンボがこれです。

 

こちらのお店では、ただいまトンボの置物(小物)がブームになっています。

③個体認証書つきの魚がおよぐお店

よくステーキ屋さんなどで、本日の牛の個体認証書という感じで、玄関に張り出されていたりします。お肉のトリーサビリティとでもいえる品質の証です。ある地方都市の駅前にある喫茶店にはいるとこんな大きなお魚が泳ぐ水槽がドーンと鎮座ましています。アジアナロワナというシンガポールから輸入された希少な魚だそうです。

 

そのうえ、このお魚の個体認証書があるのです。えっ、お魚に個体認証書がついているの?びっくりして写真を撮らせてもらいました。

店主いわく、3年ほど前に輸入してこの水槽で飼っているそうです。1週間に一度、水は1/3を入れ替え、2ケ月に一度は砂や石を洗ってお世話しているそうです。輸入したときは体長16cmだったのが、いまでは60cmをゆうに超えています。20年ほど生きるそうで、これからもこのお店の看板娘(?)として生きていくと思います。店主がいろいろと知識を教えてくれました。

ランチも美味しくて、居心地の良い喫茶店の小物?(小動物?小魚?)でした。ディスプレイのなかにも、アジアナロアナの細密画がさりげなく飾ってありました。夜はアジアナロアナがなまめかしく泳ぐ素敵なバーになります。

④梁の継ぎ手にすごい技術をみることができるカフェ

この地方都市では、丘の上というエリアがあります。丘の上に古くからある酒蔵をカフェに改造したお店がオープンしました。外観からもかなりのクオリティが期待されます。

もちろん料理はすばらしい創作料理。ゆでたまごの白身のところがピンクに染まっているという不思議な料理。しその葉で浸したと店員さんは言っていましたが、そんなに手間暇かけているんだと噛みしめていただきました。

 

さて、このカフェで見つけた小物いや大物が天井の梁部分の継ぎ手の技術。

 

ひとこと、スゴイ!日本古来の伝統木造軸組みの技がみえます。大きな酒蔵の梁に感動してしまいます。こんな技術はいまの家づくりでは必要がなくなっていると思いますが、大きな地震や風雪に耐えてきた大工さんの技術は本当にスゴイと思います。

⑤電灯に人がよじ登っている森の中のカフェ

こちらのカフェも小物ではなく大物かも?電灯に人がよじ登っています。おじさん、大丈夫?と声をかけたくなるような精巧な人形です。長野県の有名な温泉街を通り過ぎた山裾にひっそりと佇んでいるカフェです。

こちらのカフェは、ホットケーキが有名です。私も子供のころ、母親に連れられてよく行った思い出があります。

※普段と違う雰囲気のカフェで社員と語らうことで、また違う発想やアイディアがでてきます。私たちは、飲み物や食べ物にお金を払っていると錯覚してしまいますが、実はそのお店の空間にお金を払っているのでしょうね。そこで新たなる発見があると、店主や店員さんに声をかけてその言われなどを聞き出すと、また新たな発想が浮かびます。新たな会話、発見も求めているのかと思います。

 

 

 

2018

10.03

ある高速道路のPA(パーキングエリア)のお店でなんとなく売り場を歩いてみていました。

 

「いなご」「蚕のさなぎ」「蜂の子」などこのあたりのソウルフードが並んでいます。海から遠い山の中ですので、昔からタンパク質が不足して、いなご、蚕、蜂の子などが重要な栄養源だったようです。いまでは、それが高級食材としてお土産品に喜ばれています。(一部の皆さんにはですが)

へぇ~、蜂の子は高いんだと思ってとなりの棚を見て驚きました。

肉らしい嫁 540円

その隣には、肉らしい姑 540円

早速購入してみました。

家に帰って、作り方にそって、まず水に浸します。

30分ほどで、ほどよく水分を含みます。それをフライパンなどで焼くと、なんとこのように生姜焼きのようになります。

生姜焼きのようになるのが「肉らしい姑(しゅうとめ)」、鳥のからあげのようになるのが「肉らしい嫁」でした。

よくよく袋をみると「肉らしい豆な嫁」、「肉らしい豆な姑」でした。ネーミングの勝ちでした。肉のようになる豆でできた食材だったんですね。皆さん、このネーミングで購入していく人が多いようです。しかし、このままお嫁さんや、お姑さんに渡すのは気が引けますね。

お味のほうは・・・・・・・???でした。

2018

09.14

まかせてグループの歴史でずっと続いているイベントが「メールボックスデザインコンテスト」です。まかせてグループの配布員さんが、ポスティング中に見つけたメールボックス(ポスト)の場所を教えてもらい、後日当社社員がその家に伺いそのメールボックスにまつわる物語をお聞きして、写真を撮らせてもらいコンテストに応募するものです。コンテストには、ありがとう賞、風流賞、リサイクル賞、特別賞の4種類があります。4つの賞をあわせた総合優勝のメールボックスを応募してくれた配布員さんには、ポスティングに向く丈夫な自転車をプレゼントします。

今年度で19回目を数えます。19年間も続いているまかせてグループの歴史、財産です。

今回、写真を撮らせてもらったメールボックスをまとめて、来年2019年のカレンダーにします。地域住民のみなさんと触れ合い、当社の取り組みを理解してもらう良い機会になっています。

それでは、わたしがポスティング人生のなかで撮りためた面白メールボックスをいくつか紹介しましょう。コンテストへ応募していないものも多数あります。

まずはメールボックス自体は既製品なのに、その上のドラム缶?が郵便屋さんの顔になっていて歓迎しているもの・・・

 

こちらは遠くから顔がよくみえます。おどけた感じがいいですね。

 

これは、メールボックスのふたを開けると、「いつもごくろうさまデス」とねぎらいのことばがでてくるもの。開けてチラシを入れるのが楽しみになりますね。

 

次は私のポスティング人生でも上位3位に入る衝撃的なメールボックスでした。10年以上前に撮影したものです。場所は忘れましたが・・・。

左は、お釜です。ふたを上げてお釜の中にチラシを入れるというなんとも不思議な感覚を味わいました。もし、炊き立てのご飯があったらどうしようかと思いました。

右はぶんぶく茶釜のような狸?の絵が描かれていて、ポストが狸の腰つきになっています。感動して、その場で思わずピンポーンを鳴らして住民にインタビューを試みようとしました。あいにく不在でしたが・・・。

  

 

わたしはポスティングすると多くの面白いメールボックスに出会います。それがポスティングする動機付けにもなりました。

 

※まかせてグループの配布員さんは、写真を撮るなどの必要はありません。面白いメールボックスがある場所を各地の事務所まで教えてくれるだけでいいのです。住民の方への取材は当社社員で行います。

応募締め切りは、10月10日です。まかせてグループの配布員のみなさんの多数の応募をお待ちしております。

2018

08.23

ポスティング業は、歩く仕事です。街を歩いていると、くるまでは気づかないちょっとした面白看板や面白表現に出くわします。おもわずスマホでパチッと一枚写真を撮ってしまう習性がついた私にとっては、街歩きは面白発見の連続です。最近の出会ったものを紹介しましょう。

①Pマン

春先に見かけた風景です。JR韮崎駅に近い野菜の苗を扱っているお店の店頭です。

 

コンテナに入っているのは、野菜の苗です。春先になると育苗業者の軒先には様々な苗が並べられます。なす、トマトにシシトウ、鷹の爪にPマン・・・・・???

Pマンって、ピーマンのこと?パーマンじゃないよね。なんの疑問ももたずにすっと読めるのがこわい。こちらの店主のセンスが光っています。Nす、Tまと、SSとう だったら完璧なのに。鷹の爪は、TNOつめかな?

※(追伸)8月2日のNHKニュースから・・・落花生の国内最多出荷量を誇る千葉県は、品種改良をすすめ落花生=ピーナッツを超える優良品種を開発した。Pを超えてQになるということで、新品種には、Qナッツと命名した。「Pナッツ」⤴「Qナッツ」ということです。

→では、Pマンの次はQマンという品種ができるのでは?韮崎のお店のひとは最先端ブームの火付け役なのかも・・・。

②駅は自転車の捨て場所ではありません

JR中央本線の岡谷駅前でみた立て看板です。確かに、駅は自転車の捨て場所ではありません・・・が、なぜこの看板が必要だったのでしょうか?駅に自転車を捨てにくる人がいるのでしょうか?まさか、そんな人はいません。

多分、駅に自転車を放置したままの人が多いのでしょうね。この駅の切実な悩みが浮かび上がってくるようでした。ちなみに、この看板のまわりには自転車は1台もありませんでした。この看板の効果は絶大のようです。

③フェリーざまみろ

沖縄那覇港の波止場を散策していたときに見つけたフェリーです。フェリーざまみろが停留していました。これから船に積み込むコンテナにも「フェリーざまみろ」と書いてあります。

まさか、まさか、・・・。座間味村のフェリーにそんなことを書くわけがありません。よくよく目を凝らしてみると、「ざまみ3」ですね、これは。ざまみ第3号とでもいうべきものでしょう。しかし、このフェリー、わざと二度見するように書いているような気がするんだけど・・・。座間味村には、アイディアマンがいるようですね。

④上九一式SS店

オウム真理教本部があったことで日本中に注目された山梨県上九一色村(かみくいっしきむら)、いまでは甲府市と富士河口湖町に分割合併されたそうで、地方自治体の名称からは消えています。旧上九一色村を通る県道358号線を走行中に、面白い看板を見つけました。

そうです、上九一式SS(サービスステーション)という看板。一色→一式に変化していて、これにはびっくりしました。わざとなのか、通行人を試しているのか?私はここを通るたびに首を傾げてしまいます。看板の発注者はもちろん知っているはずなんですが・・・。

⑤日極駐車場

ありそうでなかった言葉、「日極駐車場」。わがまかせて上田の前にあるしなの鉄道大屋駅前で発見。え?それとも知らなかったのは私だけ?月極駐車場や時間決め駐車場はあるのに、日極駐車場ってめずらしくありません?ありそうで、なかったですよねえ?

 

 

あなたがであった面白看板、面白表現がありましたら、ぜひ教えてください。街歩きの楽しさを再発見していきましょう!

(8月28日追加情報)

⑥西郷どんと松陰先生のことば看板

長野県では、こんなことばの看板が数か所に掲出されています。かくいう私がことばを選んでいます。すでに7~8年目になります。約1ケ月ごとにことばの内容が変わっていきます。現在飯田市のことばの看板は、西郷どんと松陰先生のことばになっています。

ここを通った方が、すこしでも人生のなにか気づきになり、元気になって欲しいと願っています。

  

看板効果って言いますが、ビジネスに直接関わらない看板もあってもいいのではないでしょうか?いいことばに囲まれて穏やかに過ごしたいと思います。

 

 

2018

08.16

今年は本当に酷暑で暑かったですね。お盆を過ぎましたが、熱中症にならないように、まだまだ気を引き締めていきましょう。

このブログを読んでいただいている皆さん全員へ、残暑お見舞い申し上げます。

さて、1年ほど前のまかせて松本のブログに触発されて、私の記憶から自動販売機を引き出してみました。

最近、自販機でジュースを買った後、立ち去ろうとすると、「ありがとうさん、また寄ってや!」などと音声が追いかけてくるものがあります。お盆期間中、高速道路を利用された方も多いと思いますが、中央道のPA,SAの自販機では、地元の方言で追いかけてくるので、結構楽しいですよ。

長野県内の中央道のPAでの自販機は・・・・

 

「どこまで行くんな?そうかな気をつけて行くんだに!」最後の、だに!というのが南信州の方言の語尾ですね。他県から来た人は、びっくりするでしょうね。

 

 

山梨県内の中央道のPAでの自販機は・・・・

「てっ!わざわざよってくれただけ?わりーじゃんねー」甲州弁特有のじゃんことばです。

 

 

岐阜県のPAでの自販機は・・・・

  

「どこぞに行きんなさるの?あんばよ~行きんさいよ!」美濃弁というようです。朝の連続テレビ小説「半分、青い!」のふるさと言葉です。

 

高速道路運営会社もいろいろと考えていますね。地方の特色が自販機から分かると言うのは、いいですね。わざわざこの方言を聞くために、ジュースやコーヒーを買ってしまう人もいるでしょうね。

高速道路を利用した際には、PA,SAに寄って地方都市の楽しさを発見してみましょう。

 

 

 

 

2018

08.04

普段、わたしたちが何気なく歩いている道のそこかしこに、碑が建っていることが多々あります。わたしたちは、碑があることは知っていますが、じっくりとなにが書いてあるか読むことはあまりありません。

でも、そこには先人の知恵や地域の歴史が刻み込まれています。碑を残すということは、後世の人たちになにかを伝えたいと思った先人の想いが込められています。その想いを受け止めてみませんか?ポスティング中でも十分できると思います。

①笛吹童子の碑

山梨県には笛吹市という市があり、笛吹川という川が流れています。笛吹市の第二平等川(昔は笛吹川だった)にかかる橋の欄干には、笛吹童子の碑があります。

  

笛吹川の笛吹童子のものがたりは、隣の碑文を読んでみるといいでしょう。

「笛吹権三郎の伝説 およそ600年ほどむかし、上釜口の芹沢に母親と二人暮らしの権三郎という孝行息子がいました。笛がたいそう好きで、また上手でした。ある晩、豪雨のため氾濫した子西川の濁流に母子はのみ込まれてしまいました。けれども若い権三郎は流木につかまって九死に一生を得たのです。助かった権三郎は、権三郎の名を呼びながら流されていった母親のことが片時も忘れられず毎日毎晩母親を探しました。母親の好きだった曲を吹きながら、ずっと川下の方まで河辺を探しまわったのです。

疲れ切った権三郎は、ある日川の深みで足をすべらすとそのまま帰らぬ身となったのです。夜になると川の流れの中から美しい笛の音が聞こえてくるようになったのは、権三郎が死んでからのことでした。村人たちは、いつかこの流れを笛吹川と呼ぶようになりました。」

②出砂原の六地蔵さんの碑

長野県下伊那郡高森町には、出砂原とかいて、「ださら」と読む地名があります。ちょっと島国的ではなく、大陸的な異国情緒あふれる語感ですね。国道153号線出砂原の交差点の近くに、出砂原の地蔵菩薩の石像があります。なにか現代的でちょっと愛嬌のあるお地蔵さんです。隣には、町内4ケ所に六地蔵があるという説明書きがあります。子供のころ、笠地蔵という童話を聞かされましたが、そのイメージにぴったりの六地蔵が、ここかしこにあるそうです。一度、すべて歩いて訪れてみたいなと思いました。江戸時代、このあたりは地蔵菩薩信仰がさかんな土地柄だったそうです。

③ロケット型の謎の碑(千曲川沿い)

長野県上田市を流れる千曲川のほとりに、ひっそりとロケット型の碑がたっています。いつも車で通るときにはなんだろう?と思っていましたが、ついに歩いてゆっくりと碑を観ることができました。そこには、悲しい出来事がつづられていました。

  

「小菅訓導殉職記念碑 この殉職記念碑は、おぼれる子どもを救おうとして、千曲川で殉職された小菅武夫先生の崇高な行為をたたえ、その遺徳を永久に記念するために、県内外の有志の方々からの募金によって建立されたものであります。

昭和4年4月24日、当時の上田尋常高等小学校本校部の春の遠足で、250名が須川・鴻の巣方面に出かけた帰り、ひとりの子どもが千曲川の仮設橋を渡ろうとして足を踏みはずし、川に転落しました。

それを見た小菅先生は、服も脱がず、直ちに渦まく川に飛び込んでその子どもを助け、一緒にいた先生に手渡しました。しかし、小菅先生は疲れと4月初めの雪解け水の冷たさのために体の自由を失い、ついに殉職されたのであります。

ときに先生は23歳、教職に就いてわずか25日目のことでありました。」

 

先人の想いが、こうやって平成の末を生きる私たちに届いています。せめて、碑に気づいたら、きっちりと先人の想いを受け止めてあげましょう。道端の碑ってすごいと思いませんか?

 

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