ポスティング業界事情 ~岐阜県

2024

07.31

全国にはポスティング会社がたくさんあり、全国組織である「日本ポスティング協同組合」だけでも2022年9月の段階で93社が加盟しているそうなので、ほかの団体に加盟していたり、あるいはどこにも属さないポスティング業者まで入れたら、その数は150にもなるのでしょう。

全国に13,000店という途方もない数字を持つ新聞販売店とは比較にもなりませんが、「特定の地域に対し“面”で情報をお届けできる」という特徴を最大限に生かすことで、総配布数(全国でポスティングできる数)は3,000万部を超え、こちらは新聞購買数を超える勢いで伸び続けています。

同じ紙媒体を取り扱う広告宣伝サービスとはいえ、特徴が異なるので、目的により依頼主様が「使い分けている」のが実状のようです。
新聞折込みには「スピード、信ぴょう性、中高年齢層への圧倒的な周知」が求められ、ポスティングには「情報到達率の高さ、セグメント(※)、手軽さ」などが求められていると感じます。
(※居住形態や建物形状などによる配り分け)

さて、そんな需要マシマシ、アゲアゲのポスティングですが、20年前には「ビラ撒き」だの「どうせ7割くらいしか配っていないんだろ?」だの、「勝手に入れやがって」だの散々な言われようでした。犬も飛びかかってきました。配布したチラシをわざわざ取り出して投げつけに来られた方もいらっしゃいました。ポスティング、不遇の時代・・・

そんなときから「いつかこのサービスを、地域のインフラに!安心と信頼を勝ち取るのだ!!」と頑張ってきたポスティング業界の仲間たちと、今、笑い合えるようになったのは、彼らの努力はもちろんですが、お仕事をご依頼いただいた企業・店舗・各種団体ほかクライアントの皆さま、暑い日も寒い日も、健康のため、孫へのプレゼントのため、家族旅行のためと配布を続けてくださった配布員の皆さん、そして、その配布物を快く受け取っていただき、ときには「ごくろうさま」と労いの声をかけてくださった地域の皆さま、すべてのベクトルが合ってきたからだと思っています。

需要と供給のバランスが整ってきたんですね。
犬も快く迎えてくれます(笑)

しかし実はまだ、密集度が低い、高低差がエグいなどの理由からポスティングができていない、あるいは高額であったり、質の低いサービスしかご提供できていない地域が全国にはあるのです。
そのような地域へのポスティングをどうしましょうか、という悩みを解消することも、今後のポスティング業界の課題なのだろうと考えます。

 

 

さておき―――

先日、岐阜県を訪れたのですが、職業柄あちこちの郵便受けを覗いてしまうわけです。

 ほかにもたくさん!

ものすごい情報誌の種類でビックリです!!そして各誌とも折込チラシが多数。
さらに個別に配布されているチラシ類もたくさんあったので、岐阜県はよほどポスティングの認知度が高く、利用も活発なのだろうな、と思うのですが、岐阜県にお住いの方々はどのように感じていらっしゃるのでしょう。

近隣の愛知県や滋賀県などからも配布物が各戸へ届けられている様子。

 全国案件なのでココにもありました。水道屋さんのマグネット!

飛騨高山あたりでも、情報誌+折込チラシの文化が根付いているようでした。

 

スゴイな、岐阜県!

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