当社社員・配布員のみなさんへ(東京地裁の裁判判決を受けて)

2024

06.04

当社社員・配布員のみなさんへ

 

■Z社との過去のお取引について個人的な想い■

 

当社創業のころ(約20数年前)は、売上がまだ安定しておらず、一時期、私はZ社の住宅地図調査員として働いておりました。その時の担当者は、たいへん地図が好きな方で私に手取り足取り調査の方法を教えてくれました。1年後、ポスティング業を開業したということを聞いて、ポスティングの仕事もいただいていました。いまでも当時の担当者には、感謝の念しかありません。

また、会社設立後も住宅地図調査の仕事を請け負ったり、いくつかの店舗では地図製作のある作業部分の軽作業を請け負ったりしていました。Z社の住宅地図はポスティング業界には必須のアイテムであり、大変親和性のたかいビジネスパートナーでした。

Z社の営業マンの方も、当社の業務内容を熟知していただき、住宅地図購入の際には、値引き要請にも真摯に応えてくれ、たいへん友好的な関係でした。

 

なぜ、このように過去に遡っての著作権侵害の騒動に巻き込まれなければならないのか、やるせない気分です。

 

当社は、毎年経営計画書発表会というのを催し、社員全員に経営計画書を渡しています。その1ページ目には、「正直であれ」という言葉があります。私は、社員に対して正直であれと言っているわけなので、当該裁判において私が嘘偽りなく正直に主張しなければ、社員を裏切ったことになります。裁判では、なにも隠さずなにも曲げず、うそ偽りなく主張してまいりました。(裁判の進行状況は、随時社員の皆さんには、全体会議などでお知らせしています)

 

過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。

 

今回の件で当社では、脱Z社を掲げ、他社製住宅地図などへ移管してきました。いままでは、Z社の住宅地図が一番と思っていましたが、意外とそうではない事実も判明しました。それは、配布時には必要ない情報が多すぎるということです。ポスティングに必要な情報はなにかを見極め、ポスティングに必要な最適な地図を当社は制作するノウハウを身につけつつあります。これは、不幸中の幸いともいえる出来事です。

ぜひ、皆さんで知恵を絞って、オリジナルな著作権料フリーな地図を作って、ポスティングの精度を上げていきましょう。

当社は、今回のことをきっかけに、一皮むけて脱皮し、より社会に役立ち、堂々とポスティングビジネスができる会社に成長していきたいと考えております。私には、その地平線がうっすらと輪郭線が見えております。社員・配布員のみなさん、どうぞ安心して当社でお仕事に励んでもらいたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2022年6月4日 村松昭文

                         

追伸

現在当社で配布員さんへ渡している地図はこのようなものです。Z社の地図は一切利用しておりません。

また、Z社から過去に購入した住宅地図は、現在社長室のまえの棚に縄でしばって保存されており、一切コピー複写ができない状態になっています。こちらは、当社の過去の歴史産物として、新入社員教育に利用しております。

 

 

 

 

 

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