コロナ禍での会社の対応を記録に残しています。

2024

05.08

当社本社の総務課の大きなキャビネットの一角に1つのファイルがひっそりと鎮座しています。タイトルには、「新型コロナ関連資料 2020年」の背表紙があります。

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当社㈱ペーパー・シャワーズでは、当時の会社としての対応の記録を1冊のファイルにまとめております。2020年3月に、当時の安倍首相が小中高校へ休校処置を要請して、WHO(世界保健機関)が新型コロナのパンデミック宣言して世界が混乱したころのことです。

こんな感じです。

 

 

まかせてグループ内では、「明けない夜はない通信」という通信を毎週発行して、お互いに励まし合いながら、情報共有していました。その通信もすべて保存されています。

 

 

 

 

私個人的には、コメディアンの志村けんさんが、新型コロナで亡くなったころが、一般市民の恐怖のピークだったような気がしています。人から人にうつる見えない病原菌という敵がまだはっきりとされていなかったころで、他人を異常に誹謗・中傷するような風潮が高まり、世の中が大混乱していました。

 

 

しかし、そのような世相の中でも、ビジネスを着実につづけてこられたのは、本当に奇跡だったと思います。お客様と当社、配布員さん、当社従業員が信頼関係でつながっていたと感じた事例がたくさんありました。

 

そのために、会社としてそのころ何を考えて、何をしていたのかを記録に残す必要があると感じていました。

 

今後、50年後、100年後に新しい感染病原菌による世界的なパンデミックがまた起こる可能性があります。その時に、会社が存続していたらきっと参考になることがたくさんつまっていると思います。

 

もちろん、このファイルを見返すことがないに越したことがありませんが・・・。

 

 

 

(当時の新聞もファイルに保存してあります)

 

 

 

私は、人類ってすごいなぁと感嘆していた日々でした。世間が混乱していても、未知の感染症に立ち向かう専門家、医療従事者がちゃんと対応をしてくれていました。研究者は一斉にワクチン開発にとりかかり、1年半後には、ワクチンが流通し始めていました。政治家は、新型コロナ特別処置法という法律を短期間で成立させ、東京五輪は1年延期されましたが、2021年の夏にちゃんと東京で開催されました。

 

市民の間では他人への誹謗・中傷が大きな問題になっていましたが、そんな中で、それぞれの立場、部署できちんと仕事をしていた人々がいたから、現在があるのだと改めて思いました。私は、ワクチン接種証明書により、いいことやお得なことをたくさん受けることができました。

 

 

後世のひとびとに、このような3年間のことをきちんと伝えていく責務があるように思いました。人間は忘れやすい動物ですから・・・。

将来、新たなパンデミックが発生したときに、このファイルを当社の後世の社員がみつけて役立ててもらえればと、思います。よろしくね。

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