真夏の大実験! ファン付作業服 VS 水冷服

2024

08.28

今年の夏も連日の猛暑続きでしたね。地球も私たちもどうにかなってしまうのではと思ってしまいます。ポスティングという作業は、いやがうえでも屋外で歩かないと完結しない仕事です。当社でもさまざまな熱中症対策を配布員の皆様へ啓もう・指導を行っています。

そんな中、当社社員が最新のグッズが、熱中症対策に役立つかどうかを実験してくれました。

1.対策1 いま話題のファン付作業服を着てポスティングする。

今や屋外で働く建設業や農業の皆さんのお馴染みのグッズとなった感のあるファン付作業服でポスティングするとどうなるかを実験してみました。(一般的には空調服と言われていますが・・・)

 

バッテリーとスイッチが内蔵されています。

 

スイッチを入れる前の様子はこんな感じです。

スイッチをいれてファンを回転させると、

こんな感じに膨らみます。

ファン付作業服でポスティングした感想;34度Cくらいまでなら、空気が循環して心地よい感じでポスティングできます。しかし、35度Cを超えると、熱風をまとってポスティングしているような感じになり、熱中症対策にはなりそうもありません。また、玄関先などでファンの音が大きく感じて、住民の方に不安を与えるのではないかと危惧されます。

 

2.対策2 水冷服を着てポスティングする。

冷たい水を循環させる服というのが売られているのです。早速、体験してみました。

 

水冷服とは、その名のとおり、服の中を水が循環して体を冷やしてくれます。

内部はこんな感じです。

 

やはり、バッテリーとスイッチがついています。

あらかじめ凍らせておいた氷柱と水をこんな感じで入れます。

 

水冷服でポスティングしてみた感想;最初の30分くらいは「おぉ、快適」という感じで進みましたが、暑さで中の氷が解けてしまうと、熱湯が服の中を循環しているような感じで返って暑苦しくなります。そのうえ、水を背負ってポスティングしているようなものなので、ともかく重い。

■体験結果 ファン付作業服 VS 水冷服 の結論!

今のところは、やはりファン付作業服の方が、熱中症対策には有効かと思います。しかし、35度Cを超えるとともかく役に立ちません。猛暑日には、昼間は外出せず、朝晩の涼しい時間帯にポスティングするというのが、最も効果的な熱中症対策になります。高校野球も昼間の時間帯は試合を行わない2部制に移行しましたし、ポスティングも朝と晩の2部制で行うに越したことはありません。

補足

ファン付作業服は、数年前までは一部の建設業界などで広まっていましたが、かなり高価(2~5万円)でした。最近は、服の部分とファンを取り外してそれぞれ別のメーカーで組み合わせることができるようになりました。また、ワークマンの服とファンはネットで見つけたものと言った組み合わせでファッションのように楽しむことができ、価格も服とファンの両方で、8000円~15000円くらいまで下がってきています。

 

※「空調服」ということばは、㈱空調服の登録商標です。

 

 

 

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