デパート・ショッピングセンターの閉店情報一覧と思い出ばなし

2024

10.03

本年2024年は、当社㈱ペーパー・シャワーズにとって、設立25周年イヤーということでさまざまな企画やイベントが同時進行的に動いています。

25年間もの間、ビジネスを続けてこれたということは、本当に感慨深いものがあります。しかし、世の中には、閉店という決断をしなければならないビジネスも存在します。最近、長野県の各地方都市の中核のデパートやショッピングセンターが閉店するという情報が増えましたので、それを時系列的にならべて、私の思い出とともになぞってみたいと思います。

 

1.2025年1月13日(月)閉店予定 イトーヨーカドー南松本店

 

地元では、「南松(なんまつ)のイトヨ」の愛称で親しまれてきました。1998年オープンでしたので、当社創業と同時です。私がまかせて松本を個人事業で営業していたころで、本業があまり忙しくなかったので、こちらのイトーヨーカドーの屋上をお借りして、「地上最高の大フリーマーケット」(130ブースほど)を何回か開催しました。主催は、任意団体の「屋上開放委員会」という名前で活動していました。車を停めてすぐに出店できるというアメリカンタイプのフリーマーケットだったので、大変好評で当時のイトーヨーカドーの店長さんにも大変喜んでいただきました。フリマ会場で、移動動物園を開いたり地元バンドのコンサートをやったりといろんなことをして、集客のイ・ロ・ハを体験しました。周辺の国道や市道が渋滞して問題になるほどでした。楽しかったなぁ。

現在のまかせて松本は、この南松のイトヨのとなりのドン・キホーテ店のとなりになります。なにか、すごい縁を感じていたショッピングセンターです。

2.2025年1月19日(日)閉店予定 アリオ上田

 

上田駅から徒歩3分ほどのところの広大な土地に13年ほど前に開店したショッピングセンターです。2004年頃に私がまかせて上田を立ち上げて、ポスティングしていたころは、この土地はたしかJT(日本たばこ産業)の広大な工場跡地でした。工場はすでに取り壊されていましたが、奥の方に社宅みたいな5F建ての建物が2棟ありました。私は、門から数百メートルを歩いて、雑草地の奥にあった社宅へチラシをくばりに行っていました。懐かしいです。

そこに映画館などが入るアリオ上田になって、周りの土地の分譲が始まり洒落た戸建ての家が整然と建設されたときには、時代の流れを感じました。アリオ上田のあとには、スーパーのロピアというところが入居するようです。長野県初の店舗で楽しみです。

3.2025年2月28日(金)閉店予定 松本パルコ

いわずと知れた松本パルコ、2000年ころまでは、長野や諏訪・甲府の人もここ松本パルコに買い物に来ていました。若者と最新情報の発信地でした。開業は1984年。私が大学に通っていたころでした。私の友人は、松本パルコの前を歩くときには、緊張のあまり体が固まってぎこちなくなっていました。田舎の人間にとっては、パルコで買い物して買ってきた服を着ているというのが、ひとつのステータスになっていました。40年間、商都松本のシンボル的な存在だった、松本パルコ残念です。

まかせて松本を開業したころ、パルコの業者納入口から入っていって、テナント用のポストが数十個並んでいるのを見て、心が躍り、チラシを配り続けたことを思い出します。もちろん、守衛さんに許可を得て・・・そのころは寛容な時代でした。ありがとう守衛さん。

4.2025年3月31日(月)閉店予定 松本井上デパート

商都松本のもうひとつのシンボル、井上デパートがついに閉店となることになりました。地元の人たちにとって、お中元・お歳暮の包み紙に井上という文字があれば、安心感がありました。松本駅前にデパートとしてオープンは、1979年。当時の、駅前の賑わいはすごかったと聞きます。お正月の福袋に長~い行列ができたり、地元高校が甲子園で勝ち進むと紅白饅頭が振る舞われたりと、松本市民にとっての誇りでした。こちらも本当に残念ですが、近くにイオンモールが出来たりと消費者の行動が変わったのは、仕方ないことです。むしろ、良くいままで頑張ってくれたと感謝したいと思います。

当社の配布員さんに、井上デパートに新卒で入社した方がいて、その配布員さんにチラシの折作業やセット作業をお願いすると、本当に機械よりもきれいに正確な数で納品してくれたのを思い出しました。井上デパートの新人教育で、包装紙の包み方、折り方などを徹底して教え込まれたとおっしゃっていました。流石です。

5.2025年3月31日(月)閉店予定 ながの東急ライフ

信越線北長野駅直結のショッピングタウンです。長野駅前の東急百貨店の姉妹店のような感じでした。広い立体駐車場と、テナントがたくさんあって、大変にぎわっていました。近くには大きなマンションが立ち並らび、さすが県庁所在地長野市は人口も世帯数も大きくて、大都会だなぁと感激した思い出があります。まかせて松本やまかせて長野を立ち上げた頃は、私は松本から信大生(信州大学の学生)を車に乗せて、1日コースで長野市までポスティングに行っていました。その際、このながの東急ライフにくるまを停めさせてもらい、周辺を配ったものでした。また、学生たちとお昼を一緒にこの近くの食堂で食べたものでした。

最近は行くことがなかったのですが、閉店の報を聞いて懐かしくなりました。近くに住む当社社員からの情報によると、最近はテナントがどんどん徹底して、歯抜け状態でしたよ、駅に近くても東急ライフへ買い物へはめったに行かないですねぇとのことでした。やはり、周辺住民の消費行動がかなり変わってきているようです。ながの東急ライフの跡地には、大きなマンションが建つ計画のようです。

以上、デパートやショッピングセンターの閉店情報を時系列的にまとめてみました。いずれのお店にも、ポスティングに関係して私の思い出があったことを改めて感じました。25周年を迎えた当社も、時代の流れに逆らわずに、柔軟な思考で生き延びていきたいと改めて思った次第です。

 

 

 

 

 

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