長野県の飯田市役所の敷地内にこんな場所があります。
こんもりと大木のケヤキの木があります。その木陰の大きな岩に小さな看板があります。
「飯田市制施行 80周年記念タイムカプセル 2018年3月18日埋設、2037年 市制施行100周年開封」そうです。この岩の下には、タイムカプセルが埋まっているのです。
埋める前に撮影されたタイムカプセルです。人の背丈ほどある大きなつぼのようなものです。
このタイムカプセルの中に、飯田市が市民に呼び掛けて募集した数千通の手紙が入っています。私の手紙も4通入っています。
いまから20年後の2037年に、この場所からタイムカプセルを掘り起こして、飯田市が切手を貼ってそれぞれの宛先に郵便として送るという意気なイベントに乗っかってしまいました。
4通は、妻へ、子供たちへ、会社へ、そして20年後の自分あてです。締め切り間際に、妻にこの企画を話したら、妻も手紙を出したそうです。私宛もあるようです。最近この話題を夫婦で話しましたが、もうすでに何を書いたか2人とも覚えていません。
2ケ月前に書いた自分でも忘れてしまったことが、20年後に甦って読める手紙っていいですね。20年後を楽しみに生きることもできます。もしこの世にいなくても、それはそれでびっくりしてくれる人もいることでしょう。
意気な計らいをしてくれた飯田市に感謝です。
社員から質問がありました。会社に対してはなんと書いたのですか?って、すみません、やはり何を書いたかもう忘れました。20年後の社長はだれになっているだろうか?ペーパー・シャワーズは20年後もこの場所にあるだろうか?もし読んでみたければ、20年後も元気で当社で働いていてくださいね。
ところで、20年後に郵便という制度は存続しているのでしょうかねぇ。手紙を郵便配達人が配達するということが、もしかしたら歴史上の過去の出来事になっているかも知れません。それでは、ポスティングは?
2ケ月前に書いた手紙の内容も忘れているのだから、20年後のことなんて予想不可能です。でも、楽しみです。わくわくしてきました。
As Time Goes by !