長野県の南の地方を、南信濃、南信州という意味で南信(なんしん)地方と呼びます。南信地方の特産物に、市田柿があります。干し柿のブランドです。
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毎年、晩秋から冬にかけて農家の軒先には、このような柿すだれという風景が見られるのが、南信地方の風物詩になっています。近年は衛生管理が厳格化されているために、ビニールハウスなどの中につるされることが多くなり、このような風景を見ることがなくなりました。
しかし、どっこい、市田柿という商品はどんどん進化を遂げていました。
地元JAの直売所などには、この時期市田柿が贈答用もふくめて、山のように出荷されて、どんどん売れています。
その中に、出たー!勝利の一打柿(市田柿) 柿ーン!!というパッケージを見つけました。野球選手がバットを振っています。↓
裏返すと、こんなデザインです。↓
応援メッセージが書き込めるようになっています。そうです、これは、受験生に贈る合格祈願の市田柿なのです。個別包装された市田柿が2個はいっているそうです。
売り場にはこんなポップが・・・
なんでも飯田市のとなりの高森町にある菅原神社で合格祈願されたもののようです。あの京都にある学問の神様、菅原道真をまつってある北野天満宮にあやかっているような感じです。同じ菅原ということで、(高森町の)菅原神社で祈祷されたということのようです。
我が家でも受験生がいますので、1個購入しました。当社社員の家族にも受験生が何人もいます。この時期、家族も気が気でもないと思いますが、この際、神頼み、柿頼み、なんでもチャレンジしてみましょう。
JAの売り場をみると、まだまだ市田柿の商品がありました。
「市田柿マスク」
「市田柿コスメミスト」
「市田柿フェイスマスク」
「市田柿スキンクリーム」
などなど
もう意味が分かりません。
「勝利の一打柿」のような奇抜なネーミングと商品のコラボなど、市田柿がどんどん進化していることは、分かりました。
当社も地元JAさんに見習って、ポスティングの商品を磨いていかなくては・・・と、急に経営者としての我に返ることになりました。
ともあれ、受験生の皆さん、最後の追い込み、がんばれ~!