演出家浅利慶太さんが昨年亡くなりました。劇団四季の創設者であり、日本に本格的なミュージカル文化を根付かせた功労者でした。
イギリスの詩人T・S・エリオットの原作「キャッツ」を、作曲家アンドリュー・ロイド=ウエーバーがミュージカルに仕上げた。このミュージカルの初演をイギリスロンドンで観た浅利慶太が、ライセンスを獲得し日本に紹介したのは、1983年でした。私は、大学を卒業した1986年に新宿駅近くのテント劇場で初めてキャッツを観て本当に感動しました。こんな本格的なエンターテイメントに接したのは初めてでした。田舎からでてきた青年の土肝を抜くには十分でした。
それから約35年、今年の1月当社社員と一緒にミュージカル「キャッツ」を観劇してきました。こんな日が訪れるとは・・・不思議な縁でした。当社社員も初めて観るミュージカルに感動していました。
これほど長くロングラン公演できるミュージカルがあるとは・・・、なにか経営で取り入れるヒントはないだろうか?とすぐ考えてしまいます。1990年代のキャッツのポスターには、
「21世紀に届くただひとつのミュージカル」
といううたい文句が踊っていたことを思い出しました。いまや21世紀になってすでに約20年たっているのに、まだ色あせるどころか、何世代にもわたって見続けられるミュージカルになっていました。
22世紀に届く会社になるには・・・・
ここ2~3年に当社に入社した若者は、もしかしたら22世紀を見ることができるかも知れません。あとたった80年ですからね。
それではみなさん・・・・
今年もはやいもので・・・・
あと11ケ月と1週間になりました。
残り少ない2019年をよろしくお願い申し上げます。
・・・どうして猫(ねこ)年がないのだろう。戌(いぬ)年があるのに・・・。
(1月29日写真2点追加)