カテゴリー別アーカイブ: 社長ブログ

2024

04.08

山梨県のAMラジオ局YBS主催の「1minラジオアワードコンテスト」が今年も開催されました。当社も協賛企業として参加させてもらっています。簡単に言うと、1分間のラジオCMを一般のひとたちが企画投稿するコンテストです。

今年は、当社のCMには280通を超える応募作品が集まりました。全国つづ浦々からアマチュア、セミプロ、広告業界の方々などが自由に応募できるCMコンテストは、回を重ねるごとに応募者が増えています。

私も社内一次審査に参加させていただきました。

普通の一般の方々が、ポスティング会社のことを良く理解してくれて、当社に代わってどのように社会にアピール、宣伝したら良いかを頭をひねっていろいろと考えてくれたのが大変良くわかりました。当社のことを良く知っている私たち社員に、「このようなポイントで社会へアピールするといいよ」と教えていただいている気分になりました。やはり、その道の専門家や外部の力を借りることが大事だなと思いました。

どの案もすばらしくすべて感心してOKを出してしまいました。したがって、審査員としては、私は失格だなと思いました。(作品に優劣をつけることができないため・・・)

3月30日のYBSラジオの特別番組では、当社の1minは以下の作品に決定しまいました。東京都の笹川勇さんの作品「伝えたかった想い」です。笹川さんありがとうございました。そして、おめでとうございます。

その作品(原稿)をもとにプロの声優さんが声入れし、プロの音楽さんが音入れをしてくれました。その結果が、これです。

http://www.ybs.jp/radio/1minute_cm_kekka/s_makasete.html

当社では、これからもポスティング業界または当社のイメージアップと認知度アップのために、さまざまな取り組みを進めていきます。よろしくお願いします。

 

 

 

 

2024

03.23

私のブログでは、いままで多くのお土産を取り上げてきました。20年前、創業したとき、将来全国を飛び回るような出張があるとは思えませんでした。なぜなら、ポスティング業は、チラシを各家庭のポストへ入れていくという単純作業の積み重ねですから、新幹線や飛行機を使って全国を飛び回るというようなイメージが沸かなかったのです。

しかし、実際は、全国のポスティング会社を訪問する際に、いろんな都道府県の都市を訪問する機会に多く恵まれてきました。会社の出張で全国を回れるのですから、ありがたいことです。

いままでのブログで取り上げたお土産をいくつか紹介しましょう。

 

↑ 福島県で見つけたあんぽ柿の表記に驚いたものです。「長野県産市田柿使用」とあり、高価なあんぽ柿を1つ買い求めたものでした。

 

↑ これは長野県内の高速道路のサービスエリアでみつけたお土産、「いなご」「蚕のさなぎ」「蜂の子」などのゲテモノ定番ものに加え「肉らしい豆な嫁」「肉らしい豆な姑」という絶妙なネーミングにびっくりしたものでした。

 

これからは当ブログでは、初めて披露するお土産ばかりです。

 

↑ これは名古屋にある博物館の売店にあったもの。北海道の有名なお土産「白い恋人」ならぬ「黄色い恋人」。新幹線のドクターイエローをお土産にしたもの。見かけたら幸せになれるかも?!のキャッチコピーにもう少しで手を伸ばすところでした。(購入しませんでした)

 

 

↑ 長野県大滝村出身の大相撲小結御嶽海が宣伝に一役買っているお土産です。POPが目をひきます。御嶽海が活躍するとこのお土産も売れるのでしょうね。

 

 

そして、ついに見つけました。すごいいまどきのお土産。

 

平成

 

最後の

 

饅頭(まんじゅう)

 

!?

 

↓これです。

 

包装紙も極めてシンプル。どんな説明も必要ありません。このつつみ紙を見ただけで、お客様はつぎつぎと購入していました。富士山のふもとの山梨県富士吉田市の道の駅で見つけました。饅頭には、平成の刻印が・・・・。それだけですが、売れています。

「平成 最後の饅頭」のネーミング。今が旬です。

 

このように見てくると、お土産の本質は、その時代やその場所のマーケティングが大事であることがよく分かります。飽食の世ですから、お土産でも、なにかサプライズやストーリーを皆さん(=消費者)は求めているのでしょうね。情報過多の消費者に喜ばれるために、お土産物屋さんも必死ですね。

ポスティング業界でも、その発想には、学ぶところが多くあるような気がしてきました。

 

 

 

 

 

2024

03.18

現在、全国のロードショー映画館で上映されている映画に池井戸潤原作「七つの会議」というものがあります。ビジネスに関わる人が全員観ておくとよい映画です。

 

当社では、去る3月のある日のある会議の途中に、参加者で観に行きました。当初は、「社長~、なんで会議の途中に映画を観なくてはいけないのですか?」とか「以前社員で観に行った映画の『謝罪の神様』以来だな~」「ざわざわ~」など、さまざまな意見が渦巻いていたのですが、そこは、社長命令ということで半強制的に行きました。

 

その結果、、、

 

「楽しかった」「ビジネスマンとして身につまされました」「涙が止まらなかった」「深く考えさせられた」「また家族と観にきます」「出だしから引き込まれた」と、意外?と好評で、格好の社員教育になりました。

 

ところで、当社にはいくつの会議があるのだろう。数えてみたら当社には「全体会議」「幹部会議」「店舗運営責任者会議」「経営計画策定会議」「コンセプト会議」と5つの会議があることが判明しました。それぞれ実施期日、参加者、目的、などが決まっていますが、ほっておくと会議って増えていくので、なるべくシンプルな意志決定のしくみとしての会議に徹していきたいと考えています。

まずは3月の「幹部会議」

 

の後の懇親会でした。この日は半年に一度の重要な会議だったため、懇親会を開きました。いつもはこんな料理はでてきません。念のため。

次は、「店舗運営責任者会議」

3ケ月に一度開かれますが、3月は「経営計画策定会議」を同時に行いました。この日は特別に近くの食堂で昼食会が開かれました。その会場には、今年4月に入社する予定の社員が参加し、入社前の交流を図りました。

最初は、緊張していた新卒者も時間とともに緊張がほどけて、まわりの社員と談笑していました。入社前に少しでも当社のことを理解してもらい、安心して4月1日の入社式に臨んでもらおうという総務課による粋な計らいでした。

こちらもいつもはこんな料理はでてきません。念のため。

しかし、会議に食事がつくと、会話も弾み、新たなアイディアも産まれてきて、創造的なものになります。当社では、普段は11ケ所+2ケ所の事務所に分かれて業務をおこなっているため、このように一堂に会する社員同士の食事はたいへん大切な時間と空間です。

 

 

閑話休題

 

 

BY THE WAY

 

 

 

あなたも劇場で「七つの会議」観ましょう!

 

 

2024

03.12

当社では、毎年12月に「配布員意識調査アンケート」を大々的に行っています。毎年ほぼ同じ質問を繰り返しております。長期間でその回答を分析することにより、時代の流れと配布員さんの意識の変化をとらえていこうという壮大なプロジェクトです。

 

1月にアンケートを回収してから、ほぼ1ケ月たち集計結果がぞくぞくとでてきております。

たとえば、各地のまかせて〇〇事務所への電話対応や接客対応を聞いた結果は、このようにグラフにして店舗別にランキングを社内では発表しております。これらは、各地のまかせて〇〇の外部評価として参考にしています。

 

 

 

また、当社配布員さんが配布中に起きたことを自由に書いてもらっている項目では、たくさんの意見が寄せられています。それらひとつひとつに目を通しながら、私と当社社員はまたあらたな仕事へのエネルギーをチャージすることになります。一部は、まかせて通信として配布員の皆さんにも結果を公表しています。

沢山のご意見を1件1件、目を通させてもらいました。そして、今年もたくさんの元気をチャージできました。配布員の皆さん、いつもありがとうございます。今年もたくさんチラシを配って、社会に参加していきましょう。よろしくお願いします。

2024

03.04

大変です、社長のくるまの運転席で火が燃えています!

そうなんです。

私の乗っているくるまでは、運転席で焚火にあたることができます。こんな感じです。

 

 

本当でしょう、焚火でめらめらと炎が揺らいでいます。音も本物のようです。

そのうえ、この火が燃えている間は、通気口から暖かい空気がでてきます。あたかも火にあたっているようです。くるまメーカーの公式サイトでは何も案内はありませんが、他のオーナーの情報では、カップルの会話が弾むように開発されたとか・・・。確かに火を見ながら、会話が弾むというのは良く分かりますが・・・、それを本当に実現してしまうとは・・・。

このくるまメーカーは、機能追加が、インターネット経由で自動的に夜のうちにプログラムが書き換えて行われます。今回は、焚火のほかに、座席に座るとおならの音がでるという機能が追加されました。昔のひとは知っていると思いますが、ブーブークッションのようなものです。そのうえ、おならの音も6種類ぐらいから選ぶことができます。

 

おならの種類を選ぶ画面の名称が、

「排ガステストモード」とは・・・。

とことん本気なのか?とことんジョークなのか?頭が混乱してきました。

日本人の感覚なら、「この機能になんの意味があるの?」と聞いてしまうところですが、それを言ったらこのくるまメーカーに対しては負けです。

くるまはどのように進化していくのか?単に場所の移動の手段ではなくなってきているようです。

くるまの未来を実感しながら、ポスティングの未来を考えています、もちろんです。

2024

01.26

演出家浅利慶太さんが昨年亡くなりました。劇団四季の創設者であり、日本に本格的なミュージカル文化を根付かせた功労者でした。
イギリスの詩人T・S・エリオットの原作「キャッツ」を、作曲家アンドリュー・ロイド=ウエーバーがミュージカルに仕上げた。このミュージカルの初演をイギリスロンドンで観た浅利慶太が、ライセンスを獲得し日本に紹介したのは、1983年でした。私は、大学を卒業した1986年に新宿駅近くのテント劇場で初めてキャッツを観て本当に感動しました。こんな本格的なエンターテイメントに接したのは初めてでした。田舎からでてきた青年の土肝を抜くには十分でした。

それから約35年、今年の1月当社社員と一緒にミュージカル「キャッツ」を観劇してきました。こんな日が訪れるとは・・・不思議な縁でした。当社社員も初めて観るミュージカルに感動していました。

  

これほど長くロングラン公演できるミュージカルがあるとは・・・、なにか経営で取り入れるヒントはないだろうか?とすぐ考えてしまいます。1990年代のキャッツのポスターには、

「21世紀に届くただひとつのミュージカル」

といううたい文句が踊っていたことを思い出しました。いまや21世紀になってすでに約20年たっているのに、まだ色あせるどころか、何世代にもわたって見続けられるミュージカルになっていました。

22世紀に届く会社になるには・・・・

ここ2~3年に当社に入社した若者は、もしかしたら22世紀を見ることができるかも知れません。あとたった80年ですからね。 

それではみなさん・・・・

 

 

 

 

今年もはやいもので・・・・

 

 

 

 

あと11ケ月と1週間になりました。

 

 

 

 

残り少ない2019年をよろしくお願い申し上げます。

・・・どうして猫(ねこ)年がないのだろう。戌(いぬ)年があるのに・・・。

(1月29日写真2点追加)

 

 

2024

01.04

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

年末年始をどのようにお過ごしでしょうか?私は、外へはあまり出歩かなかったのですが、なぜかことしは、豪華な門松が目立ちました。

これは手が込んでますね。豪華すぎます。どんど焼き(ほんやり、三九郎)で燃やすのがもったいない。スカートの部分が、すごい職人業です。

こちらは巨大、隣のカーブミラーと比べると巨大さが分かります。竹も10本ほどありますねぇ、はんぱない高さです。なんとソーラーで夜も輝くようです。

つぎは、わら細工です。

わらで精巧につくられた「亀」のようです。亀のしっぽ?を稲穂でうまくまとめています。いい仕事してますねぇ~。土台は、地元の夏のまつりで使った花火の筒です。

サザンとユーミンのコラボ最高のNHK紅白歌合戦でした。YOSHIKIと競演したサラブライトマンがたった1曲の為に来日したと聞き、感動しました。

元旦にきちんと休むお店が多くなって良いことです。

年末には、我が家では恒例のもちつき大会がありました。妻の仕事の関係で、約8組の家族が来宅して、お餅をついていきました。本格的にかまどで火をおこし、セイロで蒸して、石臼でつき、のし棒でのしてお餅が完成。あんころやきな粉もちもできます。

当社から、若手を中心に4名の社員がお手伝いに馳せ参じてくれました。

 

そのまま年末に出勤していた配布員さんへも持って行ってくれました。

年が替わり・・・・

1月4日本社では、仕事始めです。

年末についたお餅(板餅)を、出勤者でストーブの火で焼いて食べました。

力がついたところで、今年もがんばっていきましょう。やっぱり、人が杵でついたお餅はこしがあって格別です。形が不ぞろいでも、黒く焦げてしまっても・・・当社社員がついたお餅と思って食べれば、・・・。

 

 

算数で示すと、2019年という年は、こんな年です。近未来を指折りながら待ち焦がれるっていいですなあ!

さぁ、今年もはりきって配りましょう!

 

 

 

 

 

本年も「まかせてグループ」と「すまいポート」をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2024

12.26

2018年の最後の1週間となりました。クリスマスが過ぎると、年末年始の行事にまっしぐらという時期になりました。

ことし1年大変お世話になりました。このブログをチェックされていらっしゃる方々にもお礼申し上げます。

振り返ってみると、私の住む長野県ではスポーツの世界では当たり年でした。若い人たちが活躍しました。

2月のピョンチャンオリンピックでは、スピードスケートの小平奈緒選手(茅野市出身)の金メダルにはじまり・・・

( ↑ 連日、新聞の一面トップを飾りました)

 

大相撲夏の名古屋場所で、まさかの木曽出身の御嶽海の初優勝。長野県じゅうが湧きました。その後、町の中で御嶽海のポスターを多くみるようになりました。

( ↑ 地元のお土産のパッケージにも御嶽海関登場)

11月になって、ついに決めてくれました。サッカーJリーグの松本山雅がJ2優勝。来年は、再びJ1という大舞台での活躍が期待されます。サポーターの行動も賞をもらうほどすごい活躍でした。

( ↑ 山雅ビール=チームカラーの緑色のビール)

その他、現在進行中としては、プロバスケットのbjリーグの信州ブレイブウォリアーズが東地区1位を独走中です。ほかにもバドミントン、マラソン、駅伝など様々なスポーツで長野県のチームや選手が注目された1年でした。

人間や組織は世間から注目を浴びると、それを栄養源にしてもっと成長する場合と、なぜかそれを頂点にして成長が止まる場合があるような気がします。

当社、有限会社ペーパー・シャワーズはどっちだろう?

注目されることによっても、ますます成長する人間、組織になっていたいものです。注目されると世間の風当たりも厳しくなりますが、それだけブランドに対する期待値が上がることを意味します。そのような鋭い視線や風をも、糧に変えてもっと上のステージへと上がっていきたいものです。

今年、当社に入社した社員(正社員、パート社員の中途入社)は、8名に上り、新しい配布員さんにいたっては数百人を超えています。また、社員の結婚や出産などのお祝い事が続きました。当社に関わって、生活が安定していいことが起きる人が多くなったような気がしています。そのような幸せを引き込む運を当社に関わる人たちにどんどんと分けてあげられるような会社でいたいと思いました。

 

(社員が産まれた赤ちゃんを連れて会社に遊びに来てくれました)

 

(車には、いつの間にか BABY IN CARのステッカーが・・・)

若い人たちが活躍して、希望が持てる会社にしていこうとぼんやりと思った2018年の年末でした。来春は、高校と大学の新卒者が数名当社に入社してくれます。希望を持って入社してくる若者に恥ずかしくない仕事をしていこう!

本年も一年お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。みなさま、平成最後の年末年始、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

2024

12.17

どうやら、私の顔は、特徴があるらしく、似顔絵になることが多いような気がしてきました。

①当社の全体会議のあとに、社長室にもどり、ふと一息をついたとき見つけた似顔絵です。だれかが、社長室のホワイトボードに似顔絵を描いて帰ったのでした。もちろん、作風から誰が書いたかすぐに分かりました。TYさんです。すぐに電話して褒めました。

うさぎや猫も描かれていますが、そっちではありません。女の子の横のメガネのオールバックのひげの人がどうやら私らしい。しばらく、この絵は、消されずに残っていました。総務部の人たちも消すことができなかったようです。

②先日行われた全体会議でも、ある部署の発表のなかで使われていました。パワーポイントにきっちりと書かれていてびっくりしました。その時のイラストがこれです。

1ケ月に数回、瞬間的に会うだけなのに、こんなにも特徴をうまく表現してくれています。いやはや当社には、いろんな能力をもっている人が働いているんですね。もう一人部長の絵もありましたが、ここでは許可を得てないので発表はしません。

③大昔の話ですが・・・私がサラリーマン時代に働いていた会社が発行していた雑誌のキャラクターが、どうも私がモデルらしいというもっぱらのうわさでした。このイラストを描いていた方が、たまたま会社ではわたしの真正面に座っていたということからそのうわさが広がりました。もう30年以上も前の話です。

いづれにせよ、似顔絵にしやすいという顔をいただいた両親に感謝しております。

「40歳を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たねばならぬ

         ~第16代アメリカ合衆国大統領 エイブラハムリンカーン~」

 

ハ~イ、アイアム アンダースタンド、ディア、リンカーンさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024

11.12

長野県の飯田・下伊那地方の特産に干し柿があります。昔はどこの農家の軒先にも秋になると干し柿がつるされていて田舎の風情を醸し出していました。しかし、いまは農協などの指導もあり、品質管理が徹底されたため、軒先ではなく、農業用ハウスの中に吊るされるために、田舎の風情というものはなくなりました。

 

    (昔の田舎の風情)             (農家ごとに生産されていた市田柿)

 

ここ数年の間に、飯田・下伊那地方の干し柿は、「市田柿」というブランドで全国区ブランドになりました。下伊那郡高森町市田という地名からとられました。

JR飯田線には市田駅があります。

 

いたるところに、市田柿発祥の里といった看板、ポスターがあり、町をあげて市田柿をアピールしています。

  

 

 

 

高級感もあり、贈答に大変喜ばれました。市田柿を全国区ブランドにしたのは、地元農協や園協の努力ももちろんありましたが、ある特定の会社の活躍も大きかったのです。その会社は、かぶちゃん農園(ケフィアグループ)という会社です。

全国紙に市田柿の通販の全面広告をうったり、柿の木のオーナー制度を使った宣伝なども大々的に行っていました。地元には、大きな干し柿工場をつくり、レストランや観光物産施設を経営したりと雇用にもたいへんな貢献をしていました。

ところが、突如今年8月、親会社の経営破綻にともない、かぶちゃん農園も破産という事態に陥りました。連日の報道は、地域社会への影響が広がっていることを示していました。特に、高齢化を迎えた柿生産農家は、かぶちゃんに頼っていたところも多く、今後は農地の荒廃が進むのではないかと危惧されています。

 

(最近の新聞記事より)

 

さて、先日、福島県郡山市へ出張で行ってきました。帰り際、郡山駅でお土産を買おうと思って色々見ていたのですが、あるポスターにびっくりしてしまいました。

 

福島県には、同様に干し柿として有名なブランド「あんぽ柿」があります。その高級贈答用あんぽ柿のポスターには、「長野県産市田柿使用」と書かれているではありませんか?なぜ、福島で長野県産市田柿使用と謳わなければならないのか?・・・・

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市田柿の産地に住む人間としては、うれしいやら、悲しいやら、複雑な思いを感じました。ここは、心を入れ替えて、消費することに意味があると思い、1個500円近くするあんぽ柿を買い求めてきました。

パッケージにも長野県産市田柿使用の文字が書かれています。

甘~いクリームを包み込んだ干し柿の上品なお菓子に仕上がっていました。それにしても、手間暇かけたお菓子ですね。

 

私自身、柿農家で育ち、大学に行けたのも、両親が市田柿を出荷していたからです。つまり、市田柿のお陰で、大学に行かせてもらえたともいえます。それだけに、思い入れも深くなってしまいます。

 

「市田柿」は今後どんな運命をたどっていくのだろうか?市田柿を全国ブランドに押し上げるのに、大活躍した企業が破産し、遠く福島県で郷土のあんぽ柿に市田柿が使用されるまでになった縁を感じる平成最後の秋となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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